コウスケ爺の四方山話し ちょいとホンネで語ってみるか...

ジャンルにとらわれない よもやま話しです。 お付き合いいただけましたらO_o

「迷走する二大国~ハケンの品格~」

激化する米中対立。


昨年に始まった関税合戦から今年に入るとコロナ発生源からの初期対応の失敗、隠蔽疑惑というところからWHOを巻き込んでグダグタの展開の様相を見せている。


奇しくも 今のキーワードは「デモ」ということになるのだろうか。


アメリカでは黒人が警察官に拘束された際の動画が拡散され一大デモ 各地で暴動へという展開になっている。


元々トランプ大統領になってからというもの自国ファーストそして白人主義というものは顕著に見られた。

そこで生まれたものは「格差の拡大」「人種差別」「偏見」「排他主義」といったもの。生まれた、という表現ではなく 元々あったものがより明確に強くなった、と書くべきだろうか。


コロナウィルス感染者数に関しても黒人の感染者数割合は白人の2.5倍である。


新型コロナウィルス感染者数はダントツの世界一位、死者数に関しても同様である。

まだピークアウトにはほど遠い状況下で経済の再開を急ぐのには訳があり それは今年秋 11月に予定されている選挙だ、と言われている。


今現在メディアは対抗相手バイデン氏の優勢を報じている。

そういう意味では かなり焦っている、というのが本音だろう。


コロナウィルスに関しては当初から迷走を続けてきたトランプ大統領。

「ウィルスは春になればいなくなる。」という楽観論に始まり 「消毒液を注射すれば治る」と言った翔んでも発言 局でありニュースキャスターは火消しに奔走、という笑えない話や承認されていない薬を予防に服用している、というものまでバラエティーに富んでいる。


それと併せて中国に対して WHOに対して責任を転嫁している。

確かに隠蔽疑惑であったり、中国寄りの発表というのは見られるが今世界が協力してこの新型コロナ対策を、というのが最優先事項である中 政治的な思惑を一緒に入れてくることにより話しはよりややこしくなっている、と見るべきであろう。

この時とばかりにWHOの中で重要な位置を取りに来ている、という姿勢もより話が難しくさせている。


もう1つ付け加えるなら トランプ大統領としたらこのコロナ対策失敗からの特効薬は、経済の回復しかない、という思いだろう。

だからこそ まだ収束が見えない中での自粛解除、外出規制解除、だろうし 収束後に中国に農作物を買ってもらう、というのも農作物販売で潤う地域の票 まさに票田になるからここでの対応も中々難しいのが実状だろうと感じます。


中国は中国で香港をこのタイミング 世界が自国のコロナ対応で躍起になっているという、余裕のないタイミング ここで一気にことを進めてきた。

「国家安全法」を全人代❨中国の国会にあたる❩で決定した。


香港でデモが出来なくなる、政府の批判が出来なくなる。違反すれば逮捕される。これで香港人は動けなくなる。

イギリスから返還後23年目 まだ27年高度な自治を保証された 「一国二制度」は担保されるのか、いや出来るのか?を問われる今。


今 香港ではウィルス感染どころではなく「デモ」が行われている。

国家安全法の撤回を求めて。 一国二制度を守る為に。


中国政府も「一国二制度」を守る為に、という表現を使ってはいる。がそれは違う形。同じ字を使うがその意味合いは変わる。

そこに香港の人が望む「自由」 表現の、思想の、はないだろう。

形ばかりの二制度はあるのだろうが。


これに対してアメリカは中国に制裁をかける、というのを発信している。

香港に対しての優遇措置は既に見直しを表明している。香港を既に中国と見ているという証明である。 追加で何を、そして対抗して何を、という絵に描いたような泥試合。先は読めない。


という状況下で 日本のとるべきスタンスは中々に難しい。

日本はアメリカと同盟国でありその結び付きは深い 防衛上の観点からも経済的な観点からも。


他方 中国に対してその人口を背景にするマーケットに魅力を感じているし 今回のコロナ禍で露呈したサプライチェーンとしての依存度は高い、という点からアメリカに一方的に追随する、というのもまた厳しい選択と言えるだろう。


確かに難しい選択であるが 私の最終的な選択は勿論アメリカである。これは揺るがない。

何故か、というと簡単な論理である。


「あなたがリスクを共有するならアメリカですか、中国ですか?」

と私が訊いたらどう答えますか? 私はアメリカと答えます。ということです。


私は中国という国の姿勢が好きにはなれない。

確かにGDPも世界一になるだろう、近いうちに。5Gの世界でもトップになりえるだろう。 

アメリカが自国ファースト主義に走る今 狙っているその座かもしれない。

一帯一路を持ってして。

だがそこにはあるべきものが、必要なものが見当たらない。


「覇権❨ハケン❩の品格」


最終的に問われるのは『国家としとの品格』ではないだろうか。


絶対的に清廉であれとは思わない。できるとも思わない。

したたかさであったり 狡猾であったり いろんな要素が必要であろう。が 中国という国を客観的に見た場合に 何かが違うし 何かが足りない。と私は思う。

どこかのタイミングで変わるのかもしれない。が 今は見当たらない。フィットしない。私の中では、だが。


そんな中、世界の動きは、というと・・・


今回話題になっているG7サミット。9月に延期された。


ブラス四ヵ国の参加を インド、オーストラリア、韓国、ロシアの出席を議長国であるトランプ大統領が提案している。

新しい中国包囲網の形成が目的と思われる。


アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、カナダ、イタリア、日本というG7 。

果たして他国の賛否は?に注目が集まる。私の興味もそこにある。


アジアからは日本だけ、というのが削がれるというのが問題視されているが それよりも『G20』が前アメリカ大統領だったオバマ氏の時に世界最高会議に位置付けされたはずであり トランプ大統領のいうG10とかG11とかその定義自体が揺らいできているような感じさえある。


やはり世界にとっても「軸」は必要だし それが安定であり 安心に結びつくものであるからそこはきっちりと機能出来るものであり続けて欲しいものだし 願いはそこにある。


果たして このコロナ禍の中で 世界はどう動いていくのだろうか。

いろんな事をこの感染症は私達に見せつけた。

人との距離感であったり サプライチェーンマネジメントであったり リーダーの資質であったり また そのあり方であったりを。

それは世界のあり方まで 浮かび上がらせているのかもしれない。


まさに歴史の転換点になるのかもしれないな、と感じる今。


となると私達はその証人になるのかも。

しっかりと自分を持ちつつ 見定めなくちゃ(笑)


なんて言ってみる。


また^^


近いネ 梅雨入り。

コロナ、熱中症、ノロウィルス、と気をつけるべきものが季節が進むにつれて増えてきてます。

体調管理にはお気をつけください。気をつけましょう。



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